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7's Library

小説書いたり本作ったり短歌詠んだり感想呟いたり

『城ノ内探偵事務所』シリーズが面白かったよ!

 

明後日の文フリ京都で相互フォロワーでいろいろお世話になってる桂瀬さんに北陸アンソロジーを委託いただくことになりました。

そのご縁というか、少しでも援護射撃になればっていうか、彼女の書いた『城ノ内探偵事務所』を気になった人が、ついでに北陸アンソロジーも買ってくれるかもしれないじゃん?っていうそういう不順な動機での宣伝を目論んで慌ててこのシリーズを読んだのですが、

思った以上に大変面白かったんでブログに書くことにしました。

(日本語おかしいけど意味は伝わるはず)

紹介するのは桂瀬衣緒さん(SiestaWeb)が書かれた『城ノ内探偵事務所』シリーズで下記の3冊です。

・城ノ内探偵事務所

・城ノ内探偵事務所-Mission-

・城ノ内探偵事務所-Secret-

f:id:Library7:20170120230525j:image

 

まず、そもそも『城ノ内探偵事務所』を知ったきっかけは、テキレボ1の代行で入手した無配『城ノ内探偵事務所 よくある小説のように』でした。

これが面白かったので、テキレボ2で同シリーズ全部まとめ買いしてたんですけど、積読山で遭難してまして……ようやく読み始めたのですが、これが凄く面白くて、ほぼ1日で全部読んじゃったんですよ!! ぶっちゃけ「よくある〜」は面白かったけど、本編はその比じゃないぐらい面白かったです。

 

簡潔にいうと、探偵・城ノ内と、そこに勤めることになった事務員・あかりが、地味に業務をこなす探偵事務所の日常。その中で、2人の関係が少しずつ縮まっていくじれじれを楽しみ、最後には「お前らもういいから結婚しろよ!」ってなるお話でした☆

なんだけど、これが凄く面白くて、どこが面白いのか考えて、個人的オススメポイントを3つあげてみました。

 

1:主人公2人の関係が美味しい

元々恋愛相手としてお互いを見ていない探偵・城ノ内と事務員・あかり。でもなんとなく惹かれ合い、お互いを意識し出していくのだけれど、さまざまな事情からお互いを恋愛相手としてあからさまに意識できないっていうのが根底にあるため、ひたすらじれじれが続くんです。でも、じれじれしながら無意識にらぶらぶオーラを放ってるんですよね……しかも第三者がいないから誰も突っ込まない、故に読者がツッコむしかないっていうw

 

2:とにかく伏線がすごい

このシリーズをぜひ本で読んでほしいと思う理由の一つ。とにかく伏線が凄いので、読み終わったら再度読み返さずにはいられないのです。読み返して、あぁ、これはそういうことだったんだ、あ、そうだ、ここでこんなこと言ってたわ、そういうことかーと。個々の探偵エピソードの伏線もお見事なのですが、さらにその中に話全体の伏線が少しずつ散りばめられていてホント凄い。

 

3:ロマンがある

良い意味でロマンというか夢というかファンタジーだと思います。ジャンル的には現代ミステリというか現代謎解きモノ的な感じなんですけど、良い意味でご都合主義的なところがあって、私はそこにロマンを感じました。現実的にはあり得ないけれど、あったら楽しそうみたいなことが、うまくお話の中に取り込まれていて違和感がない。

それから、主人公2人は普通に大人なんだけれど、子ども時代の自分のことを語る場面が話の都合上出て来るんだけれども、そこに悲惨の色が薄いんですよね(それなりにいろいろあるのだけれども)。2人ともそれまでの自分を乗り越えてしっかり大人になってる感じがして、そういうのが凄くいいなぁと感じました。

 

あと、ここまで文体が内容が合ってる小説も珍しいのではないかしら。この小説、無駄な描写がほぼないんじゃないかってぐらいシンプルで、それが凄くお話に合ってて、文字数以上の面白さが詰まってます。とりあえず読みだしたら止まらなくなる感じを久しぶりに味わえて、本当にいろんな意味でごちそうさまなお話でした!

 

ということで、こちらは明後日・1月22日(日)文フリ京都【い-34】SiestaWeb様で3冊まとめて購入できますので、これを読んで興味を持たれた方はぜひ手に取ってみてください。

ちなみに1冊目とMissionは2冊でひとつの物語なので、気になった方はぜひまとめ買いして欲しいです。1冊目はそれはそれできちんと完結しているのですが、Missionを読むとこれは2冊でひとつの物語だったんだ!と気付かされ、なぜ一緒に買わなかった、と読んだ後に悔しい思いをすることになると思いますので。

Secretはおまけ要素が強いですが、本編に萌えた方(いいから結婚しろ!ってなった方)は、絶対欲しくなる一冊です。別シリーズの光塔館異人録のキャラも出てくるので桂瀬さんのファンは買うとニヤニヤできること間違いなしですね♪

※話とは関係ないけど各本に名刺サイズの栞があるのいいですね。これはある程度の厚さの本を出すときは真似したい気持ち。

 

ということで、明後日・1月22日(日)文フリ京都に行かれる方は【い-34】SiestaWeb様にぜひお立ち寄りください。他にも面白い本や無料配布の300字ポストカードセットなんかもありますよ♪

詳細は下記WEBカタログでチェック!

ついでに北陸がテーマの郷土アンソロジー『ホクリクマンダラ』もぜひよろしくお願いします(ダイマ)