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文章書いたり本作ったり短歌詠んだり感想呟いたり

短歌ハッシュ5月号に参加しました♪

 

入院とか出産とかが重なってすっかりご無沙汰していたネプリ「短歌ハッシュ」! 久しぶりに参加&プリントしてきたので自作についてと他作品の感想です♪

 

 

5月のテーマは「遊び」

仔犬のイラストがとにかくかわゆくてきゃーってなったのと、ちょうど娘を外で遊ばせていたときにテーマを見たので、娘の遊んでる様子で一首詠みたいなぁと参加させていただきました。掲載いただいたのはこちら。

 

・すべてには楽しいことがあふれててきみは駆け出す晴れた世界へ

 

もうすぐ2歳になる娘が外に出るととにかく楽しそうなのです。何もなくても駆け回って声をあげて。その辺をもう少し具体的に詠んだのが下記の2首。

 

・水たまり次から次へ跳ねまわり泥んこの君 泥んこの母

・空を飛ぶ生きものたちをみつけては歓声あげて追いかけてゆく

 

ちなみに「空を飛ぶいきものたち」に熊ん蜂が入っていることが目下の悩みです……。

 

 

以下、他の参加者さんの短歌への感想です。

 

沼谷香澄さん

アンモニャイトという言葉にやられましたw 上の句で猫のかわいらしさ、下の句でさびしさを感じて、感情のバランスが良い歌だなぁと。

猫は自由気ままなので、下の句に感じるさびしさは人間が感じているものなのかな。そのさびしさを猫を撫でることで癒しているような。

 

・葛紗さん

昔懐かし「あやとり」に心惹かれました。もう子どもの頃には戻れないという感傷と、大人にならなければいけないのだ、というような覚悟とも諦めともつかない気持ちを感じました。

 

・たんぽぽさん

わくわくどきどき「秘密基地」。子どもの頃を思い出す歌。悪い子、禁じられた、などからネガティヴで背徳的な印象が強いのですが、最後の秘密基地が全部さらっていってズルイw 良くも悪くも忘れられない思い出なのでしょう。

 

・うさうららさん

思わず空を見上げたくなるような歌。本当は自分が始めようと思えば始められる何かを、始めるきっかけがほしくて待っているのかなぁと思いました。今の季節にぴったりな印象。

 

・南野風文太さん

エピキュリアンという言葉が強く印象に残る夏っぽい歌。娯楽に浸りきるとそれなしでは生きられなくなってしまう、大人の遊びの歌。沼にね、はまって抜け出せなくなってる人たちを思いました……私にとっては創作とか同人とかw 

 

・きいちょんさん

これまた懐かしのビー玉。限られた世界の中で精一杯生きている思春期の子どもたちを思いました。「こけつまろびつ」という言葉、遊びがあって面白いです。

 

・紺堂カヤさん

マーブルチョコ、梁塵秘抄という言葉のインパクト凄い! 短歌の歌なのかなぁと。人の歌ばかり良く見えるけどいろんな歌があっていいんだよ好きにすればいいんだよといわれた気持ちw

 

どの歌も素敵でした。「遊び」を連想させるアイテムや言葉が面白かったです(私の歌だけなかったなぁって←)。あと子どもの頃を思い出す歌が多いですね。

イラスト・短歌ともに「遊び」が楽しい一枚、来週17日(水)までです。ぜひプリントしてみてください♪

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おまけ。久しぶりに短歌読書用ノートを書きました♪ 約2か月ぶりw

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さらにおまけ。今回の短歌ハッシュを読む前に、初めて短歌の本を買いました(読み途中)。相互フォローいただいてるゆらさんにご紹介いただいた穂村弘さんの『短歌という爆弾』。

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Kindleで試し読みをしていたら、明るいことばかりだと詩としては物足りない、ちょっとネガティブな匂いを混ぜ込むといいとか。なるほどなぁって、あげておとしてみたいな。31文字の中のストーリー。たぶんネガティブな要素ばかりの歌も物足りないんでしょうね。

これでいうと今回の私の歌はポジティブ尽くしだから推敲すべきなのかなぁと思うも、自分が詠みたいことを潰してまで詩情を求めるのも納得がいかない。私は歌人になりたいわけではないから。でもこうやって何かの媒体に出してお金をかけてプリントしてもらうなら詩情は大事なんだろうとも思うので、その辺の兼ね合いを探っていくべきなのかもしれないなぁと。