はてな題詠「短歌の目」6月 「ゆめのいちにち」「六月に産まれた君に」
5月はもろもろの事情(4月の振り返りをしていない、短歌ハッシュに参加したら燃え尽きた、その後折本作ってた)でお休みしました。
その分今月は気合?入れ直して詠んだつもり(つもり?)です。
■ 題詠5首
1. クリーム
とろけてくクリームのようゆっくりと文字を追うこと歌を読むこと
2. 溝
からん、と鳴った氷の溝に歯をたてたい気持ちこぼれ落ちそう
3. 万緑
万緑の候に並んだ本たちの中から選ぶ運命の書
4. 雨
雨音がつつむ六月御幣島のカフェで読書とおしゃべりをして
5. きみ
葉の裏に隠されているきみどりで思い出すのはゆめのいちにち
※題詠5首はかまぶんまで旅してきたよのときのことを詠みました。
■ テーマ詠 衣服
連作「六月に産まれた君に」
1576で産んだ子はオムツひとつで保育器の中
保育器の外へ出てきた子をつつむ白い産衣のやわらかなこと
ぶかぶかの服で退院 あつい日でおくるみなんていらなかったね
急速に成長してく子の服はあっという間に小さくなった
六月に産まれた君によく似合うみどりとみどりで紡ぐズボン
※ 2年前の今日に産まれた長女が2歳になりました記念で詠みました。