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第三十八回 #Twitter300字ss お題「贈り物」雑感

上記の企画に参加しました。参加した企画作品は全作読むことにしているのですが、これまでブログにはまとめず、Twitter上で感想をつぶやいていました。が、今回は試験的にブログにまとめてみることにしました。

 

■ 気になった作品について ■

Twitter上でも感想を書いた作品と書いてない作品があるのですが、気になった作品です。順番は投稿順のはず。ネタバレ有り。個人的な語り有り。

 

どんな世界でどんな文化だろうと関係なくて。本当に大切に思うひとからの贈り物は、その気持ちがうれしいんだろうなって思うほんわかする物語でした。ちょうど300字ポスカとテキレボアンソロで読んだばかりのシリーズだったので、見知った人たちにまた逢った気分で読みました。

 

クリスマスというイベントは、多かれ少なかれ夢をみたくなるもの。その夢を叶えてあげたいとがんばるのは素敵です。

 

 

ある家族のクリスマスの出来事。最後まで読んで、お母さんの視点で語られてるんだって気づいたとき面白さが増しました。

育児における主役って、普段はお母さんなところが多いと思うのですが、クリスマスの夜だけは、主役のサンタさんになるのはお父さんで、お母さんは脇役として物語を語る役目になるんだなぁなんて。うちも上の子が2歳なので今年のクリスマスはサンタさんが登場しないとかなぁ(去年はまだわからなかったのでw)

 

生贄ネタ。ただし生贄をおくられる側視点。本当に悲劇という感じの物語でした。演出が良いんですね。ゆえにかなしい。

 

「GIFT」良かったです。森村さんの、お題を自分の中でひたすら濾過して出すようなこの1作目シリーズ(と勝手に呼んでいる)が好きです。

 「神様の贈り物」宇宙にまで人が出ていけるようになったとき、それでも神の存在を信じていられるのかという問い掛けのように感じられました。深い。

 

☆サンタネタ。サンタさんにもネット社会の波が押し寄せてきているのですね。 タイトルに吹きつつ、最後のセリフが!w 感想をつぶやく予定はなかったのにつぶやかされてしまったこの作品(ほめてます)。こういう笑える作品はつおい。

 

サンタがインドっていう組み合わせに最後がシャレで(シャレですよね?)、アイデアというか発想というか面白かったです。 

 

 「難を転じて福となす」和モノ。おうちって感じがしてほっとします。この作風のは300字内の会話文と地の文のバランスが良いように思います。

 

☆言わないことは伝わらない!なんて思いながらも、思い合う関係はやっぱりいいです。 

 

関係なさそうないろいろがつながってうっかり星座になりましたみたいな物語だけどリアルがあって面白かった。こういう作品は好きです。

 

☆面白かったし、お題もいきててすごかった。世界はやさしいだけではないって短歌の本に書いてあったんですけど、そういう作品だと思いました。胸がざわつく感じでドキッとさせられました。

多愛ない会話ですけど、AIに対して死という言葉を使ってる時点で生き物と誤認してる感覚があって、その区別というか見分けというか、これからの時代つくのかなぁって考えるとやっぱり怖い、と感じる作品。

 

☆リアルにあるかもしれない(ないかもしれない)ギリギリのラインの出来事にぞわぞわっとするんですけど、どうにもかわいらしいからそっかぁってなっちゃう感じで面白かったです。

 

☆これ、はっけいさんの他作品を読んでない人がどういう感想を持つのかわからないのですが、既読者的には猫がでてきたところでまさか?とは思っていたんですがまさかでしたw 生贄ネタなんですけど、まさかの生贄にされたのが怪物を食べちゃうっていうw 

 

本編読んでないけど良かったです。なんとも言い表し難い愛情が伝わってきました。 

 

☆二度と会うことができない恋人たちを繋ぐ素敵な魔術。切ないけど愛しさがあふれる物語でした。本でつながる恋人ってすごくいいです。この本わたしもほしいです。

 

☆久々のジラとレシカに涙腺が緩まずにはいられなかったです。書いてくれてありがとうございます。総集編を正座待機しております。後半二つは本編(?)未読ですが、どちらも楽しいクリスマスで素敵でした〜vv

 

☆美少女蟹合同主催さまの作品が蟹だったらそりゃあ反応せざるを得ないでしょうな作品でした。でも蟹はひとまず置いておいて、贈る側も贈られる側もしあわせなことはいいことです。

 

☆まさかのクリスマス×赤ちゃんネタでした。笑える作品はつおい(2回目)。赤ちゃんの語彙力すごくて撃沈しました(誉めてます)

 

「腕の中のなにか」新鮮でしたしリアルでした。それぞれのお母さんがそれぞれのかたちで子と向き合っていかねばならないんですよね。

 

生贄ネタ。最初から最後までしあわせそうな雰囲気を演出されているのがすごいです。

 

あなたがわたしにくれたもの〜♪ オカワダさんの作品は一言でいうと懐かしさなんだと思いました。失われてしまった懐かしさに心をざわざわさせられてしまう。

 

文章の酔っぱらい具合が大変良かったです。最後のひとことがイイ。

 

 

☆素敵な贈り物でした。この後が大変だとは思うのですけど(笑) 、それでもしあわせな瞬間っていいなぁと思います。こういうしあわせを残すことって結構大切だと思いました。

 

と、駆け足ですが、自分が参考にしたいなぁとかいいなぁとか思ったことについてざっくり!(ざっくりしすぎなぐらいざっくり)

全作品は下記にまとまっています。

贈り物、素敵なお題だったと思います。季節柄クリスマスネタが多かったのはいいとして、生贄モノが多いのはなぜwと思いながら、それぞれがそれぞれの生贄ネタを披露くださっていたのは大変おもしろかったです。

 

■ 自作振り返り ■

今年最後のTwitter300字ssということで、ファンタジー、竜、冬、雪という好き要素を突っ込みました。ちょうど前日に投稿したうたの日の短歌が気に入っていたので、自作短歌の解凍小説というのをやってみました。短歌を詠んだときにはまったく思いもよらなかった物語ができてきました。面白い。

● 反省

・視点がどこ視点なのかあやふやなまま言葉を選んでる。300字はいつも書きながら話を考えているので、最後に視点を踏まえたうえでの見直しをしないといけない。特に今回は竜とか世界とかそういう視点で書いてるので、言葉をもっと磨かないとダメです。

・最初が説明的過ぎたかもしれない。春から始めたくてそうなってしまったんだけれど、推敲を重ねればもうちょっと良くなったかな、わからない。

・被った話が全くなかったのは良かったといえば良かったのかもしれないけれど、季節的にはクリスマスの要素があったほうが良かったのかなぁとは思わないでもなく。季節感って意外と大事だと、自分が読んでて毎回思うので。

● 今後

来年は下記に投稿しようと思うので、その練習も兼ねて現代よりちょっと不思議風ジャンルで書いていく予定です。あ、図書カードがほしいだけです←

東京新聞:300文字小説(TOKYO Web)

ただ、今作品を書く時間がなかなか取れないなかで、じゃあ何が書きたいのかってなったとき、それはやっぱりファンタジーなんです。だからファンタジーも書いていきたくて、ちょっとそこの融合がうまくできればいいなと思っています。

 

■ 御礼 ■

主催のいぐあなさん、いつも本当にありがとうございます。今年はあまりTwitter300字ssに参加できなかったのですが、来年はできるだけ参加していきたいと思っています。