7 Library

文章書いたり本作ったり短歌詠んだり感想呟いたり

2019年1月発行の140字新聞に参加させていただきました

 

すごい今さらですが、1月に発行されたネプリ「140字新聞」に140字小説をひとつ載せていただいていました。140字小説、短歌、詩の140文字でひとつの作品が、A3両面1枚に39作品掲載されたネプリでした。

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以下は掲載されていた作品で好きだったり刺さったものの感想です(ツイッターからの転載)。

 

●たかはしりおこさんの短歌4首連作『なつ・な』
今回の140字新聞で一番好きでした(前号の作品も良かったです)。とても明るく響く別れの歌。お互いがお互いを思ったまま別の道を行くような、かなしさと前向きさと、願うこと。1首目と2首目が特に良かったです。

 

●よしおかさくらさんの詩
「みずたまり〜」から始まる作品は、子どもから大人へ成長しても、届かないものには届かない、それでも手を伸ばす、という感覚がうつくしかったです。もうひとつは、ある一点に集中してぐるぐると考え込むような感覚が良かったです。
詩は苦手意識があって普段はあまり読まないのですが、140文字なら読んでみよう、っていう気持ちになれました。

 

●しずくさんの140字小説『少女は大人に』
私情が強く絡まり過ぎて刺さりました。自身の高校生の時を思い出し、そして今のわたしは最後の2行への答えを返せない。大人に夢を見すぎているのか、大人になりきれないのか、大人とは何なのか、みたいなことを考えました。

 

●I am 大家さんの140字小説
言葉と表現がうつくしく、流れるような文章で、とても食欲を刺激されました。うつくしき飯テロと呼びたいです。

 

●きみこさんの140字小説
「訪ねた実家〜」「今年一番に〜」の2作品が、等身大の日常がふわっと差し出されているようで、読んでいてとてもほっとしました。どちらもちょっと笑えるところがあるのも好きです。内容も大晦日や新年と、この時期にピッタリ◎

 

●大熊猫さんの140字小説『みかん』
とてもかわいかったです。猫の名前が決まる、ちょっとしたエピソードが、僕と彼女の関係も見せてくれて、二度かわいい作品。今の季節にもぴったりでした。

 

●宇都木健太郎さんの140字小説『宝石を喰らう』
そのまま読むとダークファンタジーですが、自分の存在に価値があるのか、という暗喩のようにも読めました。特にラスト、希望を消し去っておきながら問いかけさせ、その答えはもらえない、という展開がとても好きです。


※最初は好きな順番につぶやこうと思っていたのですが、途中から適当になりましたので順番に意味はありません。

 

この号に載せた自作品は去年書いたぬいぐるみ写ノベのリライトでした。次はファンタジーかSFな新作が書きたいな〜と思っていたのですが、次回のテーマ「春の終わり」が素敵だったのでちょっと不思議な短歌な作品を出させていただきました。

次回は5月25日締め切りとのことですので、気になる方はTwitterアカウント140字新聞企画さんをチェックしてみてください。